2曲目「はじまりの時」と歌詞作り
2曲目に作ったオリジナル曲「はじまりの時」です。
2016年2月14日にニコニコ動画に投稿しているので、カイト兄さんの誕生日合わせのオリジナル曲、第1弾となります。この年から毎年、2月14日付近にはオリジナル曲上げているはずなので、結構、長く続いていますね。まあ、しばらくは、年一というかなり残念な動画投稿頻度になるのですが。
「はじまりの時」は、落ち着いた感じのバラードを作りたいと制作した曲です。BPMが確か、86ぐらいだったんじゃないかな。1曲目とは違う感じの曲を作りたかったんですね。使ってる楽器はそんなには違わない気がしますが。ストリングス強めかなといった感じです。
この曲で一番うまくいったなと思うところは、歌詞とタイトルだったりします。はじまりの時って言葉はサビじゃなくて2番のBメロで出てくるんですが、何となく、すんなりタイトルはこれだってなったんですよね。歌詞ができてもタイトルがなかなか決まらないときもあるのに。歌詞づくりは私にとって、最初のとっかかりまでがとても嫌いで、とっかかりがつかめると徐々に楽しくなっていく活動です。
それこそ、閃きの要素が強いと思うのですが、歌詞の作り方としては、当時から今まで全く変わらず、次のように行っています。
①何となくのイメージを作る(この曲だと、「新生活始めます」だったと思います)
②思いついた言葉をひたすら書きだす。だいたい、ワードでA4用紙一枚弱ぐらい。
③フレーズの切れ目に気を付けて、ブロックごとの文字数を確認する。
④集めた言葉の羅列を見ながら、文字数に合う言葉を意味が通じるようにつなげていく。その際、文字数が合わなければ、類義語をひたすら調べる。どうして合わなければ、諦めるか、1文字ぐらいなら曲のリズムが崩れないように音符を増やしたり、減らしたりする。
余談ですが、文字数については、2文字で1文字換算しても、まず問題ない言葉もあるので、それらは場合によっては2文字で1文字扱いし、音符を分割してあてはめます。例えば、「しい」とかですね。まあ、長い音符なら「し」と打ち込むだけで、「しい」と歌ってくれるので、便利です。
でも、歌詞は本当にセンスであるとともに、思いっきり作った人の思想が反映されるからちょっと恥ずかしいなと思ったりもします。わたしは、この曲好きって思うときには、メロディーというより歌詞に惚れることが多いです。この表現は私にはできないなという歌に出会うと、すげえってなります。ボカロ曲だと、キノピオピーさんの「ノンブレスオブリージュ」の、「さんはい」って歌詞に入れちゃうとことか、「I LOVE YOU」が入ってるタイミングとか、そこにそれを入れようという発想がすごいなあと思ったりするのですが、どうでしょうか。まあ、私も精進していきたいなとは思っています。
ちなみに、この曲、オケ音源が見つからなくて、オケ音源を作るためにかなり久しぶりにStudio oneのsongデータを開いて聴いてみたのですが、変な音がカンカン鳴っていて、何だろうと思い、調べたところ、ベースのベロシティが上がりすぎていて、カンカン鳴っていました。ベロシティの上げすぎには注意です。音が大きくなるだけでなく、変な音が鳴るようになります。当時、このカンカン鳴る音、気にならなかったのかなあ。ニコニコ動画に上がっている音源では、変な音はしないと思います。